インドネシア基本情報 General Information of Indonesia |
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◎国土・民族 ◎行き方 ◎パスポートとビザ(査証) ◎日常生活 ◎気候 ◎健康管理
■行き方
■インドネシア渡航が初めての方 インドネシア渡航が初めてで、バリ島短期滞在であれば、航空券と宿泊に送迎がついたパッケージツアーが割安です。基本パターンは4泊6日ですが、これは最終日の1泊が機内泊になるため。年末年始、ゴールデンウィーク、お盆のピークシーズンでも比較的、予約が取りやすいし、延泊も可能です。 ヌサ・ドゥア、ジンバラン、クタ、サヌールなど人気のビーチリゾート滞在型のほかに、ウブド2泊にヌサ・ドゥア2泊などといった渓谷と海の両方を満喫できる2か所滞在型もあります。利用航空会社には、ガルーダ・インドネシア航空、日本航空、コンチネンタル・ミクロネシア航空、シンガポール航空など。 ■10〜21日間短期滞在リピーター
日程が早めに決まっていれば、日本航空の30日間FIXの前売り悟空21が割安です。しかし、搭乗日の21日前までに購入する必要があり、予約をすると変更ができず、予約後のキャンセル料は2万円(無連絡にて搭乗しない場合のキャンセル料は運賃の50%)などの制限が付きます。
直行便に比べて割安な乗り継ぎ便は、シンガポール航空(SQ)の10日間FIXチケット。シンガポールでの乗り継ぎに若干時間がかかるが、デンパサールおよびジャカルタ行きが、東京、大阪、名古屋、福岡から毎日運行。 その他、キャセイ・パシフィック航空(CX)は、香港乗り継ぎデンパサール行きが東京、大阪、名古屋、福岡から毎日運行、タイ航空(TG)は、バンコク乗り継ぎデンパサール行きが東京から火、木、金、日の週4便、大阪から月、火、水、土の週3便運行されている。 ■30日間以上の長期滞在者 ガルーダ・インドネシア航空の30日、1年OPEN、シンガポール航空の30日、60日OPEN、マレーシア航空(MH)の90日OPENチケット。シンガポール航空はシンガポールに泊まらなくても、その日のうちに乗り継げる。マレーシア航空の場合はクアラルンプールに1泊しなければならないが、帰りはクアラルンプールからの夜行便を利用すれば同日に乗り継ぐことができる。インドネシア長期滞在者のみならず、シンガポールやマレーシアにも立ち寄りたい人には、一度の渡航で2か国楽しめてしまうというメリットもある。 航空会社によって航空券の有効期間やキャンセル料などの条件が異なるので、目的や用途に応じて自分に合った航空券を選択するとよいだろう。 ■地方巡りをする方 ジャカルタ、デンパサール、ジョグジャカルタ、ソロ以外の都市に行く方は、国内線のガルーダインドネシア航空、メルパチ航空(MZ)の大半の路線が50%引きになるのでおトクです。日本で前もって予約が必要になるので、どの路線が割引の適用になるかは、各旅行代理店に問い合わせてみましょう。 詳しくはガルーダ・インドネシア航空(東京03-3240-6161、大阪06-6635-3222、名古屋052-222-4771)に問い合わせのこと。 ■インドネシアは安全? バリ島、ビンタン島以外の地域は、日本の外務省より注意喚起(危険度1)以上に指定されています。バリ島は、今のところ治安面において特に問題はありませんが、その他の地域へ行く際には、夜間の一人歩きを慎むなど注意が必要です。詳しくは下記、外務省ホームページ海外安全情報を参照してください。 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=2#danger ■日常生活 ■水
■電圧 200ボルト、50ヘルツ。コンセントは丸ピン二本足(Cタイプ)と一部Bタイプ。日本製品は変圧器、アダプターが必要です。 ■チップ 一般的にチップの習慣はありませんが、ホテルで、ボーイに荷物を持ってもらったり、ルームサービスやハウスキーピングを頼んだ時には、2,000ルピアぐらい渡しておくと、その後も何かとサービスしてくれます。特に、部屋を散らかしてしまった場合や、便宜を図ってもらった場合は、少し多めに置きます。タクシーやレストランでも親切にしてもらった時には、気持ち程度、渡すとよいでしょう。あまり神経質になる必要はありませんが、チップを渡すのと渡さないのとでは、その後の対応が全然違ってきます。また、空港のポーターには、荷物1個につき3,000ルピア程度のチップを渡しましょう。 ■ビジネスアワー インドネシア人の朝は早く、まだ日の昇らないうちから起きて、朝食をすませます。官公庁、会社、銀行、商店は8:00から始まり、観光スポットも7:00ごろから開いています。ただし、閉まるのも早く、官公庁は15:00、銀行は14:00、商店は20:00くらいまで開いていますが、昼休みは3〜4時間閉まります。また、金曜日はイスラム教の昼の集団礼拝があるので、官公庁は午前中のみ開いています。できれば、午前中の涼しいうちに用件をすませるのがよいでしょう。 ■マナー □不浄の左手 インドネシアでは、握手をしたり、物を渡したりするのは全て右手です。私たち日本人は、右手がふさがっていると、つい左手を使ってしまいがちですが、インドネシアでは「左手」=「お尻を拭く手」なので、「汚い」と大変嫌がられます。これは、もともとイスラム教の教えから来ていますが、インドネシアでは宗教にかかわらず左手は不浄とみなされています。 □短パンとノースリーブは厳禁 熱帯の国インドネシアでは、どうしても肌を露出した服装になりがちです。しかし、インドネシアの人口の約90%を占めるイスラム教徒は、必要以上に人前で肌を見せることを嫌います。半袖や長袖シャツに長ズボンもしくは膝丈のスカートが日常の装いです。非イスラム教徒の人たちは、宗教上は服装の制限はありませんが、インドネシアの慣習として服装は多数派のイスラム教徒と同様です。そのため、バリ島などリゾート地のホテル内やビーチを除いて、短パンやミニスカートにノースリーブ姿で歩き回るのは、たとえ外国人であっても大変失礼な行為とみなされます。 一方、バリ島のビーチでは許されているリゾートウエアーも、神聖な寺院の境内を拝観する場合には通用しません。Tシャツも不適切なので、半袖もしくは長袖のシャツに長ズボンや丈の長いスカートを着用する必要があります。さらに、寺院によっては下半身に布を巻いたり、腰に帯を結ばなければならないこともあり、布や帯は受付で1,000ルピア程度で貸してくれます。リゾート地といえども、現地の人たちの感情を害さないためにもTPOに合った装いを心がけましょう。 □遠回しの美学 インドネシアの人口の約60%を占めるジャワ人はあいまいな表現を好み、遠まわしにそれとなくほのめかすのがマナーと考えています。この傾向はバリ人にもあり、「わかりません」「できません」と断ることもめったにしません。慣れないうちはトラブルになることも少なくないようです。 たとえば、インドネシア人に道を尋ねると、たいていは「知りません」と断られることなく、とても親切に教えてくれます。もちろん、正しい道順を教えてくれる人もいますが、全く逆方向を教えて平気でいる人も多いのには驚かされます。 また、単刀直入にズケズケ言うのは礼儀に欠けるという考え方は、日本の「暗黙の了解」に通じるものがあります。 □ゴムの時間 一事が万事のんびりしているインドネシアでは、予定通り物事が運ぶことはまれです。これをインドネシア語で、jam karet(ジャム・カレッ)すなわち「ゴムの時間」といいます。時間はゴムのように限りなく延びてしまうというわけです。 「約束した時間に大幅に遅れる」「飛行機が定刻に出発しない」は日常茶飯事。日本の秒刻みスケジュールをそのままインドネシアに持ち込んでもうまくいくはずはありません。 普段は温和なインドネシア人ですが、人前でののしられ、恥をかかされることだけは別問題です。だから、イライラが高じたとしても、人前で怒鳴りつけるのは厳禁。たとえ相手が悪くても、かえって周囲の人々の反感を買い、プライドを傷つけられた本人からも恨まれます。もし、仕事上、どうしても相手のミスを指摘しなければならない時は、だれもいないところに本人を呼び出して、そっと注意するのがよいでしょう。 インドネシア滞在中は、何事にもTidak apa-apa.ティダ・アパ・アパ(大丈夫です。)と言えるくらいの寛容さが必要です。飛行機の遅延程度のことであれば、「キャンセルされなかっただけマシ」と考えるくらいの余裕を持ちたいものです。 ■パスポートとビザ(査証) ■パスポート インドネシア入国時にパスポートの残存期間が滞在日数+6か月以上必要です。 ■ビザ(査証)〜VISA ON ARRIVAL インドネシア政府の新ビザ制度により、2004年2月1日入国以降、日本国籍および以下に明記された国籍の訪問者が観光目的でインドネシアに入国する場合、短期観光ビザ(VISA ON ARRIVAL)の取得が義務付けられました。インドネシア国内の7つの国際空港では、到着時に短期観光ビザを取得できます(2005年8月1日より、3日間有効は7日間有効に変更)。 ■短期観光ビザ代金 7日間有効(7日以内の滞在) US10ドル(1人当たり) 30日間有効(8日〜30日以内の滞在) US25ドル(1人当たり) ※観光目的での入国・滞在は、最長で30日まで。 ※すでに商用などのビザを取得されているお客様は、直接、入国審査所へお進みください。 ■ビザ代金支払い方法 USドル ※入国手続きを円滑にするために、日本ご出発前に予めおつりの出ないようにUSドルをご用意いただくことをお勧めします。 ■到着時に短期観光ビザ取得が可能な国際空港 デンパサール(ングラ・ライ空港)、ジャカルタ(スカルノ・ハッタ空港、ハリム・プルダナ・クスマ空港)、ジョグジャカルタ(アディスチプト空港)、スラバヤ(ジュアンダ空港)、スラカルタ(ソロ)(アディスマルノ空港)、マタラム(スラパラン空港)、メダン(ポロニア空港)、パダン(タビン空港)、プカン・バル(スルタン・シャリフ・カシム空港)、マナド(サム・ラトゥランギ空港 )、マカッサル(アサヌディン空港)、バリクパパン(スピンガン空港)、クパン(エル・タリ空港) ※上記以外の空港から入国の場合は、インドネシア到着前にビザを取得してください。 ■到着時に短期観光ビザ取得が可能な海港 バリ島(パダン・バイ港、ブノア港)、ジャカルタ(タンジュン・プリオク港)、スマラン(タンジュン・マス港)、北スマトラ州(ベラワン港、シボルガ港)、リアウ州ドゥマイ(ヨス・スダルソ港)、 パダン(トゥルック・バユル港)、バタム島(スクパン港、バトゥ・アンパル港、ノンサ港、マリナ・トゥルックスニンバ港、バタム・センター港)、ビンタン島(バンダル・ビンタン・トゥラニ・ラゴイ港、タンジュンウ・バンのバンダル・スリ・ウダナ・ロバム)、リアウ群島(タンジュン・バライ・カリムン港 )、南スラウェシ州マカッサル(スカルノ・ハッタ港、パレパレ港)、マナド(ビトゥン港)、クパン(テナウ港)、パプア州ジャヤプラ(ジャヤプラ港) ■短期観光ビザ取得義務の対象国および地域 日本、米国、豪州、南アフリカ、アルゼンチン、ブラジル、デンマーク、アラブ首長国連邦、フィンランド、ホンガリア、英国、イタリア、ドイツ、カナダ、韓国、ノルウェー、フランス、フランス、ポーランド、スイス、ニュージーランド、台湾
■その他 入国時にUSドルをお持ちでない場合は、両替所にて両替をしてからの入国審査になります。混雑が予想されますので、事前にUSドルをご用意いただくことをお勧めいたします。 予め出発前に短期訪問ビザ以外のビザを取得された方は、直接「入国審査所」へお進み下さい。 出国の際には出国税150,000ルピアが必要です。両替したルピアを出国時までに残しておきましょう。
服装は夏服でかまいませんが、直射日光や虫さされから肌を守るためにも綿素材の長袖、長ズボンが快適です。ホテルや乗り物の中では、冷房がギンギンにきいているため、上にはおるジャケット類を持参するとよいでしょう。寺院では、短パン、タンクトップなどの肌を露出した服装では入場できないので注意しましょう。 ■健康管理 ■熱帯の国での予防策 毎日、30度を超える真夏日の上、室内外の温度差や慣れない水のため体調を崩しがちです。また、日本人にはあまりなじみのない、蚊を媒介とするマラリアやデング熱、ウイルス性の肝炎やコレラなどの伝染病など、気を付けなければならない病気も数多くあります。 外出する際には、熱中症の予防に帽子をかぶるとよいでしょう。また、ミネラルウォーターを持ち歩くなどして、常に水分の補給を忘れずに。日中、外を歩き回っていると、気づかないうちに脱水症状になっていることがあります。 ■衛生面
肝炎は生卵の摂取と、床屋などのカミソリやハサミで感染する可能性があります。基本的に果物以外は火を通していない生ものは口にしないことです。半熟の卵も避けたほうが無難でしょう。消毒などはしないので、床屋に行ったら、カミソリの使用は拒否するべきでしょう。 ■防虫対策 蚊の対策としては、蚊が出没し始める夕方頃からは、長袖・長ズボンを着用し、虫よけスプレーをかけるとよいでしょう。ホテルやロスメン(民宿)では殺虫スプレーや蚊取り線香を貸してくれます。ロンボク島以東は、特にマラリア蚊に注意する必要がありますが、ベッドに蚊帳がついているホテルなら安心です。チェックイン後、部屋全体に殺虫スプレーをしてから外出すれば、戻ってくるころには殺虫剤のにおいも消え、蚊のいない部屋で安眠できます。風呂場をスプレーも忘れずに。 ■常備薬・海外旅行保険 常備薬として、日本の風邪薬、解熱剤、整腸剤、外傷消毒薬なども必携です。現地の薬は刺激が強いため、特にアレルギー体質の人にはお勧めできません。 これらの病気に対応するためにも、出発前に海外旅行保険にはぜひ加入しておきたいものです。インドネシアには保険制度がないので、病院にかかると費用は全額自己負担になってしまいます。 海外保険は弊社でもお取り扱いしております。詳しくは次をご参照ください。 http://www.indonesia.co.jp/indonesia/travel/insurance/top.htm 渡航前に予防接種をすることも効果的です。不衛生な面を補うためには、こまめに手を洗うことも必要不可欠でしょう。単純なようですが、一番効果的です。
■通貨と両替 ■通貨 インドネシアの通貨はルピア(Rupiah)。値札などでは省略形のRp.で表示されています。現在流通しているルピア紙幣は、Rp.100、Rp.500、Rp.1,000、Rp.5,000、Rp.10,000、Rp.20,000、Rp.50,000、Rp.100,000で、高額になるほどサイズが大きくなります。Rp.100,000はビニールの透かし模様入り。Rp.100,000以外の絵柄はそれぞれ旧紙幣と新紙幣が入り乱れていますが、Rp.100は赤、Rp.500とRp.20,000は緑系、Rp.1,000とRp.50,000は青系、Rp.5,000は茶系、Rp.10,000はピンク系、Rp.100,000はオレンジ系なので、区別しやすいでしょう。硬貨はRp.25、Rp.50、Rp.100、Rp.500、Rp.1,000で、Rp.100には小さめのゴールドとニッケル、大きめのシルバーの3種類があります。 ルピアは日本円に比べてケタ数が多いので、慣れないうちは計算するのが大変です。また、一度にたくさん両替をすると、お財布に入りきらなくなりますので気をつけましょう。1円=約80ルピア、1米ドル=9,000ルピア前後ですが、相場の変動が激しく、レートは毎日のように変わります。詳しくは、東京三菱銀行ジャカルタ支店、ルピア情報を参照してください。 http://www.btmjkt.com/ なお、2000年8月21日をもって、10,000、20,000、50,000ルピアの旧紙幣(ハメンクブオノ\世の肖像画の10,000ルピア、極楽鳥の絵のある20,000ルピア、スハルト元大統領の肖像画の50,000ルピア)は廃止されました。ただし、2005年までは銀行に持って行けば新紙幣と替えてくれ、それを過ぎると、2010年まではインドネシア銀行(Bank Indonesia)でのみ新紙幣と替えてくれます。 ■両替と両替所 出発前に前もって日本でルピアに両替をする必要はありません。現地に到着したら、空港内の両替所でホテルまでのタクシー代やホテルでのチップなど取りあえず必要な分のみ両替しておきましょう。クタやウブドなどの観光地には両替所(マネーチェンジャー)がたくさんあり、各国の通貨レートが店の前に表示されているので、レートのよいところで両替するとよいでしょう。ただし、妙に高いレートで喜んでいると、そこから10パーセント程度の手数料を取られることもあるので、No Commission(手数料なし)かどうか確かめましょう。また、電卓に小細工をして金額をごまかす悪徳業者もいるので要注意です。両替をしたら、すぐに金額を確かめ、足りない場合はその場でクレームをつけましょう。また、特に外国人は両替所から出たところでスリやひったくりの被害に遭うケースが多いので要注意。 両替所は概してレートはよいのですがが、観光地や都市部のみで、住宅地や地方にはあまりありません。営業時間は朝8時頃から夕方4〜5時頃までです。銀行は、両替所に比べて多少レートは悪いのですが、安定しています。営業時間は、朝8時頃から午後2時頃まで。中〜高級ホテルのフロントでは、24時間両替できる利点はありますが、レートはあまりよくありません。 地方を旅行する際には、予めジャカルタやバリ島などの大都市や観光地で旅行中に必要な分の両替を済ませておきましょう。地方の小さな村の銀行では、日本円の両替を拒否されたり、大量に両替ができないこともあります。 また、ルピアは日本に持ち帰っても日本の銀行では円に両替することはできません。必要な分のみ少しずつ両替し、おみやげを買うなどして、ルピアはなるべく現地で使い切ってしまうことをお勧めします。やむなく残ってしまったら、インドネシア出国前に空港の両替所で円に替えればよいが、それもできずに、ルピアを日本に持ち帰ることになってしまったら、香港上海銀行・東京支店(TEL:03-5203-3908 東京都中央区日本橋3-11-1 HSBCビル)で紙幣のみ円に替えてくれます。ちなみに、円からルピアへの両替も可能で、1回の両替は100万円まで。20万円以上の両替にはパスポート、運転免許証などの身分証明書の提示が必要。2005年までは、廃止された10,000、20,000、50,000ルピアの旧紙幣の両替も可能です。 タクシーに乗ったり、ちょっとした食べ物や飲み物を買うなどの日常生活でよく使われるのはRp.20,000まで。デパートやスーパーマーケットでは問題ないが、小売店ではRp.50,000以上の紙幣を出すとおつりがないこともあります。ベモなどの公共の交通機関を利用する際にも、常に小銭を用意しておきましょう。通常Rp.1,000の区間でも、Rp.5,000を渡すとおつりをくれないこともあります。 ■クレジットカード クレジットカードは、VISA、MASTERならば、たいていのスーパー、デパートで使えます。JCBなどそれ以外のクレジットカードは使えないことが多く、また、小売店やレストランなどではルピアの現金しか受け付けないところが大半です。あまり大量のルピアを持ち歩くのは防犯対策上、考えものだが、クレジットカードがそれほど普及していないインドネシアでは、常に必要最低限の現金を持ち歩く必要でしょう。 ■電話・インターネット・郵便・宅急便 ■電話
高級ホテルの各部屋からは、直通ダイヤルで日本に電話がかけられますが、それ以外の場所で国際電話と国内の市外電話をかけるには、ワルテルを利用する。キオスポン(KIOSPON)は、市内および市外電話のみです。ワルテルは小さな個室に分かれていて、その中に1台ずつ電話機が置いてあるので、受話器を取ってから、「001+81(日本の国番号)+市外局番(最初の0は不要)+電話番号」をダイヤルします。電話が終わったら、カウンターで支払いをします。電話をかけている最中に通話料金が表示されるのは便利。なお、クレジットカードはほとんど使えません。大きなワルテルには24時間営業のところもありますが、キオスポンは20:00〜21:00ごろに閉まる所が多いようです。 ワルテルではファックスの海外受発信も可能です。受け取る場合は、受取人の名前をはっきり書いてもらうようあらかじめ差出人に伝えましょう。受信したファックス用紙はカウンターの脇などに重ねて置いてあるので、時間が経つと紛失していることもありますが、早めに取りに行けば大丈夫でしょう。 コレクトコールもワルテルでかけられます。用紙に自分の名前、住所、相手の名前、住所、電話番号を書くと、コレクトコール専用の個室に案内されるので、受話器を取って話をします。手数料もこちら側からはかかりません。また、家庭用の電話からは101をダイヤルし、インドネシア語もしくは英語で、コレクトコール希望と伝え、自分の名前、電話番号、相手先の国名、名前、電話番号を告げます。しかし、英語の苦手なオペレーターが出ると、時間がかかったり、断られることもしばしば。そういう場合は、潔くあきらめましょう。 最近、急速に普及し始めているのが携帯電話。通常HPと書き、ハーペーと読みますが、HAND PHONEの略称です。観光客でも、貸し電話屋や一部の携帯電話屋、旅行案内所でレンタルできます。保証金200米ドル(携帯電話返却時に返金)で、レンタル料は、1週間30米ドル、1か月105米ドル程度。通話料は先払いのカード式で、カードを購入してそのカードの暗証番号を入力します。国際通話も可能で、カードは小売店でも売っています。 ■インターネット 最近、外国人の多い都市や観光地ではインターネットカフェも増えてきましたが、まだまだ日本語対応のところは少ないようです。料金はインターネット接続料が1分間500ルピア、パソコン使用料が1分間350ルピア。白黒プリント1枚3,000ルピア程度。 ■郵便
大切な書類や荷物を送る場合は、一番手頃で確実なEMS(国際エクスプレスメール)がお勧めです。インドネシアから日本へは3〜4日くらいで届きますが、逆の場合は1週間〜10日ほどかかります。重い荷物は船便にするとよいでしょう。航空便より安いのですが、届くまでに3か月はかかります。 営業時間は、大きい郵便局は、8:00から18:00ごろまでで、土日や祝祭日も開いています。小さい郵便局は、月曜から金曜までの8:00から16:00時ころまでですが、場所によっては土曜日も営業していたり、もっと早い時間に閉まったりします。 ■宅急便 最も早くて信頼性が高いものにOCSやDHLなどの国際宅急便があり、OCSの場合、ジャカルタ・東京間は翌日に届きます。料金は、書類が500グラムまでUS$12、1キロまでUS$24、小包は500グラムまでUS$50、1キロまでUS$62で、ルピア払いも可能です。DHLはOCSよりもやや割高です。 なお、外国からの小包は、インドネシア国内の郵便局で開封され、中身をチェックされるため、現金などの貴重品は絶対に入れないことです。また、わいせつな雑誌など持ち込み禁止のものは、見つかり次第、没収されます。 ■祝祭日 ■2010年インドネシアの国定祝祭日
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