|
冷静に冷静にどうしたの?と聞くと、困惑しきったフロントマンが勇気を振り絞って口を開きます。
「お客様、実はですね。セキュリティボックスに貴重品が入っている場合は、ホテルのセキュリティ担当が立ち会わないと開けられないんですよ」
ふぅ〜ん。こんな田舎だけどちゃんとしたセキュリティシステムになってていいじゃない?で?まさかお笑いのネタじゃあるまいし、また「どうします?」って聞くんじゃないだろうねぇ。
ハハハと乾いた笑いを飛ばしながらもぬぐえない不安感。
えぇ、確かに「どうします?」とは聞かれませんでした。聞かれませんでしたけれどもね。彼の口から出てきた言葉は更に上行くまさに想・定・外!!
「ということなのですが、お客様・・・・」
「セキュリティボックスに貴重品は入ってますか?」
『入っとるわ〜!!ヽ(`Д´)ノ 何のためのセキュリティボックスやねん!!貴重品以外に何いれろっちゅーねん。(ノ`△´)ノ』 |
・・・と、ちゃぶ台をひっくり返したい気持ちをぐっとおさえて。ここはインドネシアのスラウェシ島。この程度のことで声をあらげてはいけない。ボクはそんな、ちょ、ちょ、ちょっちゅな男じゃありませんからね。(相当余裕なしの本日4回目。ちゃんと言えてないし(笑))。
深呼吸三回。人という文字を手のひらに書いて飲み込めばいいんだったっけ?あ、それは緊張した時か、わけわからなくなりつつもここは丁寧に・・・
『入ってますっ!!!!!(`□´)〆』
あ、ちょびっとだけ口調強くなっちゃった。えへっ。(笑)。
入っていますと伝えた後、セキュリティを呼ばなきゃ〜、大変だぁ〜と大騒ぎ。無事セキュリティボックスが開くまでもうひと悶着あったのは言うまでもありません。
TAMAT(終わり)
|
|
ジャカルタのPさんからの面白ネタでお送りしました2009年第一号いかがでしたか?お楽しみいただけましたでしょうか。
KEIKOにとっては、ちょっとした民族性の違いなどでしょっしゅうムキ〜ヾ(`ε´)ノヾとなりながらも憎めないのがインドネシア人の友人達。インドネシア人の友人からみれば、理解できないことでしょっちゅうムキ〜となられるけど、それはそれで愛おしいのが日本人。お互いの文化や民族性の違いに理解を示しながら仲良くやっていきたいですね。そしてそして、KEIKOってば、なんだかんだ言ってもインドネシアもインドネシア人も大好きなんだなぁとしみじみ感じつつ、次号へ続く・・・ |