日本生まれのインドネシア育ち(?)のドラマを観ていると、アレ?と思う場面がしばしばあります。前回の漫画編でもお話しましたが、インドネシアではメディアによる性的描写について厳しく規制されています。それはドラマも同じこと。日本版のオリジナルを知っている人が観ると、「アレ?ここで二人は熱烈にキスするはずなのにっ!( ̄〜 ̄;)??」と物足りなく感じることもしばしば。カットされすぎて一時間ドラマが40分になってしまったり、話のつじつまが合わなくなっちゃうこともあります。印象に残っているのは「GTO」。
いわゆる元ヤンキーの鬼塚先生(男性)と、様々な悩みを抱え、ココロがゆがんでしまっている高校生とのふれあいを描いた人気漫画の実写版で、ストーリーの最初のうちは生徒たちがさまざまな方法で鬼塚先生に嫌がらせをします。 その一つに、どこかの雑誌から持ってきたと思われる縛られた男性の裸の後ろ姿(いわゆるSMプレイ?)を編集し、鬼塚先生の顔に貼り替えて、学校の掲示板に貼りだすという嫌がらせのシーンがありました。オリジナルでは、男性教師が密かに憧れている女性教師に「最低っ!o(`0´)=0★()゜O゜)」とビンタされ、「これは俺じゃないんだよぉぉぉL(>0<)」!」と必死で言い訳。
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主人公にSMプレイの趣味があると勘違いしたマドンナ教師がビンタ。「俺の写真じゃない」と必死に言い訳しますが、聞き入れてもらえません。 |