こんにちは。INJインドネシア語講師 KEIKOです。ご機嫌いかがですか？前回お届けしましたAda apa dengan Peterpan (ピーターパンに何が起こったの？？) 前編では一昔前の連ドラのような終わり方で失礼しました。続きを楽しみにしていただけましたでしょうか(^。-)-☆

　さて、さっそく後編スタートです。観客のマナーの悪さにいまいちスパークし切れなかったインドネシアの人気POPSバンド「Perterpan」のコンサート。　爪に火を灯して貯めたお金で購入したスペシャル10,000円チケットの特典「Peterpanとお食事＆写真会！」に最後の望みをかけて、指定されたカフェへと向かった私たち。この写真会のためにコンサート会場での写真を調整してちゃぁんとデジカメのメモリーカードの容量も残しておいたんですもの。いっぱい撮るぞ〜(≧ε≦)ノ と気合十分にカフェへ突入。丸テーブルやソファが点在しているカフェの中はすでにスペシャルチケットメンバーであふれており、何とか空席を見つけてまずは一息。Peterpanのメンバーはいつ来るのかしらと期待と不安で食欲も減退。不安・・・。そう。思い起こせば２年前。同じ企画でDEWA（インドネシアの人気ROCK＆POPSバンド）が来日した時にも同じようなシチュエーションで「写真撮って〜サインもらって〜」とワクワクして待っていたけれど、結局わーっとファンに囲まれて辟易したメンバーたちは15分足らずでいつの間にか退席。お行儀よく席で待っていた私たちは、「あれ？DEWAがいない！（＞0＜）」と涙を飲んだのでした。（この話には後日談がありますがまた別に機会に(^。-)-☆）また同じことが繰り返されるのではないかという不安(；￣□￣)。だってあんなに観客のマナーが悪かったんですもの。来てくれないかもしれないo(´^｀)oとKEIKOの思考はネガティブな方へ.・・・。

ファンに囲まれて苦笑いのArielとUki。

そこへ天使のごとく現れたAriel（ボーカリスト）とUki（ギタリスト）！「来た来た〜キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー」と狂喜乱舞したのも束の間。他のファン達の早いこと早いこと。あっという間に二人の席はファン達に囲まれ、全く見えなくなってしまいました。飛び交うフラッシュ。「こ、この展開は！＼(＠O＠)／」よみがえる2年前の悪夢。「後でイベントがありますから、席についてください」と叫ぶインドネシア人運営スタッフ。もちろん指示に従う人などいません。 　「どうする？(-。-;) 」「どうするって言っても、席に付けって言ってるし（´〜｀ヾ）」「今から行っても何も見えないよねぇ。それにあれじゃ二人がかわいそうだよねぇ(゜ヘ゜) 」と、出遅れた私たちは席で茫然自失・・・。取り合えずおとなしく運営スタッフの指示に従い自席で待機することにしたのです。今思えばこれが間違いだったのかも？？だって、ここは日本であって日本じゃない異空間なのですもの（笑）

どれくらいの時間が流れたでしょうか。こちらからは何も見えない人ごみから歓声があがりました。「なになに？(*・o・*)」近くのインドネシア人を呼びとめ聞いてみると、どうやら他のメンバーも到着したらしいとのこと。これで運営スタッフの言っていた「イベント」なるものが始まるのね。写真も撮れるのねo(^o^o)(o^o^)o 我慢できなくなった悪友たちは「ちょっと見てくる」と人ごみに合流。何やら聞こえてくるメガフォンごしの声。ファンたちのざわめきで何を話しているのかよくわからない。スタッフが何か注意事項でも言っているのかしら。 戻ってきた悪友に尋ねると、なんと＼(＠O＠)／Arielがコンサートの感想を述べていたというではありませんか。しかもメガフォンで。なぜにメガフォン？？ε＝（＞ε＜） プッー！Arielも一生に 一度の貴重な体験だったことでしょう。

メガフォン越しにコンサートの感想を述べるAriel。スーパースターがメガフォンで・・・。 ヽ（゜ロ゜；）ノこんな光景見たことない（笑）隣でしっかりポーズをきめているUkiも印象的です。

キーボードのAndikaも到着し、三人そろって。Andika（一番右）は、ほんわか笑顔がとてもキュートでした。

次は何が始まるのかしら、と席に座っている私に、インドネシア人運営スタッフの奥様（日本人）がお声をかけてくださいました。『あと5分で会場閉めますので、新しいお料理も出ていますしお食事召し上がってください（＾o＾）』 ・・・・・。はい？今、何ておっしゃいました？？ 「あ、あと5分で終了ですか？；・ロ・」『はい。２時間で終了なので(^―^)』 w(☆o◎)wガーン「あ、あの写真撮影は・・・」 『あと5分で終わっちゃうので、今のうちに撮らないと・・・』今のうちって、イベントがあるから後でっていう話だったんじゃ・・・。Σ(≧△≦||||)。お行儀よく待ってちゃいけなかったんですか・・・。今のうちにと言われても、もう彼らに近づくことすらできない状態。悪夢再び。世紀末到来。そうだった。ここは日本ではなかったんだぁぁぁぁぁヽ（゜ロ゜；）ノ！精魂尽き果てて座席に崩れ落ちる私。「何とかがんばるっ！」と人ごみに突進する悪友二人。そんな二人も奮闘むなしく「私の前の人で終了になっちゃってサインもらえなかったぁ。・°°・(>_<)・°°・。 」とあえなく玉砕。あぁ、インドネシア。やはりインドネシア。されどインドネシア。ヽ(°◇° )ノヽ( °◇°)ノ（壊れ気味（笑））

　すっかり意気消沈してカフェを後にした私たちはHard Rock Cafeでいっぱいひっかけ（お子ちゃまな私はアイスコーヒー（笑））、タクシーでホテルへ・・・。夢の時間は終わったのね（・_；）。現実に帰らなきゃ。と自分に言い聞かせながらも出るのはため息ばかりC= (-。- ) フゥッ。そうだ。宿泊するホテルには歯ブラシがなかったのだ。「私、歯ブラシ買わなきゃ・・・」力なくつぶやく私。「私もｘｘｘ買いたいなぁ・・・」「御菓子でも買って残念会する？」魂の抜けた会話している私たちがさぞかし不憫だったのでしょう。タクシーの運転手さんが話しかけてきました。「元気ないねぇ。買い物したいならXXXXXXX（ディスカウントショップ）に行けば。ここから近いし広いし何でもあるし、楽しいぞー(^―^)」運転手さんの明るい声さえもむなしさを誘います。どこでもいいんだけどね。連れてってくれるならそこでもいいか。「じゃ、お願いしますm(。_。)m 」この時はこの運転手さんが幸運の女神（男の人だから神だけでいいのか（笑））だとは夢にも思わず、そのディスカウントショップへ足を踏み入れたのでした。

　「歯ブラシってどこにあるの？」「２Fの雑貨のとこじゃない？」けだるい会話を続けながら２Fにあがったその時！奇跡はおこりました。悪友の一人が棒立ちになり叫びます。「ウッキー！！」え？何？猿？猿？「Uki（ギタリスト）だ。Ukiがいる。あそこにいる！！ヽ（゜ロ゜；）ノ」友よ。とうとう、おかしくなっちゃいましたか。

　こんなところにUkiがいるわけがない。と、視線を移すと香水売り場にUkiがいるではありませんか＼(＠O＠)／。キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー。なんという偶然、なんという幸運。やはり私たちは赤い糸で結ばれて・・・いや、いや。これでは先ほどの不貞の輩と変わらないではないか。彼らはプライベートの買い物に来ているのだから失礼のないように、落ち着いて落ち着いて。と、突進しそうな悪友の首根っこをおさえ、ここは一丁私の出番。待ってなさい！と彼に歩み寄る・・・。心臓は口から出そうなほどバックンバックン。丁寧に丁寧に「お邪魔してごめんなさい。先ほどのコンサート観ました！お写真とってもいいですか？」お願い〜！いいって言ってぇぇぇぇ。

「いいよ(^―^)」きゃぁぁぁぁ。ありがとぉぉぉぉ。＼( ^ｏ^ )／。その時の感動の写真をイラストで再現してみました（似てなくてすいません（≧∇≦））。 優しいUkiは「みんなはあっちにいるよー（＾o＾）」と教えてくれました。え？みんなもいるの？本当？「お邪魔じゃないかしら」ちょっと謙虚に聞いてみると「大丈夫、大丈夫」と満面の笑み。何ていい人なんでしょう。近くで買い物をしている彼らとも同様の会話を交わし、写真とサインをもらいました。ありがとう！Peterpan。ありがとう！Indonesia.。ありがとう！タクシーの運転手さん。ありがとう、歯ブラシのないホテル。そしてこの世のすべての人にありがとう！と言いたい夜でした（笑） 来年は誰が来日するのかな(^。-)-☆

感動のUkiとの記念写真の再現イラスト（KEIKO画） （似てなくてすいません）Ukiはとても優しい方でした。ありがとう(⌒・⌒)ゞ

感動の再現イラストその２（Arielと）。（KEIKO画） Arielだ〜と思ったら緊張しておすまし顔になってしまいました（笑）（やっぱり似てなくてすいません）