KEADAAN INDONESIA YANG TERBARU!
最新インドネシア事情バンバン

No. 4
アメリカのインドネシア事情 2

ベランダから撮った風景

 コーネル大学の冬休みは12月始めから1月末までで日本の大学に比べて長いです。今回の休みに、レンタカーで、Washington DC, New York City、およびBostonへ2000 kmのドライブをしました。インドネシアなら、私の実家があるMalangからJakartaまでを往復する以上の距離になります。

 インドネシアは交通事情が悪く、これまでめったに運転したことがなかったのですが、アメリカの道はほとんどが高速道路なので運転しやすく、快適なドライブを楽しめます。もちろん、雪の積もった冬の道やニューヨークなど市街地の複雑な道路には注意が必要ですが。

ニューヨークの渋滞
(George Washington Bridgeで)
 アメリカより明けましておめでとうございます。1月になり、コーネル大学のあるイサカの町は真冬に突入しました。毎日の気温は0度以下で、平均気温はマイナス15度です。周囲一面、真っ白で、道路はアイスバーンになりとても危険です。しかし、暖房が完備されている家の中はぽかぽかです。

 このような寒い世界は私にとって初体験で、インドネシアでは想像できない自然環境です。インドネシアの気温と比べて50度も違うのに、人間はどの環境でも対応できるのですね。最近は寒さに慣れてきて、日本に戻ったらきっと日本の冬が暖かく感じることでしょう。アメリカ滞在はあと2ヵ月半ですので、最後に極寒の冬をエンジョイしたいと思います。

ボストンの町の風景は日本似?

 このような旅には、いつも「地球の歩き方」を持って行きます。ホテルの設備や清潔さは日本人の基準ですので、ホテルの選定にも役立ち、安心して泊まることができます。英語の旅の本では「Lonely Planet」を利用しますが、ホテルの基準は私に合わないことが多く、ガイドブックとしてのみ利用します。

 インドネシアにいる時には、「地球の歩き方」以外に「Moon Handbooks Indonesia」をよく活用しました。しかし、最近は更新されてないため、「Lonely Planet」を使用しています。ガイドブックには、インドネシア人でさえも知らない情報が多く、特にインドネシアでも未知の地域に行く時には、とても役に立ちます。しかし、まだインドネシア語の旅の本がないのは残念に思います。

 本といえば、インドネシアの関係の文献は、コーネル大学のKroch Libraryで最も多く保管されています。私はMajapahit時代のNagarakretagama書を借りて、Majapahit王国が洪水で滅びるという可能性を調べています。オランダ時代の文献や写真も多くあり、Malangの町の変化などもよく調べています。電子写真も多くあり、インターネットでも簡単に検索できます。
 http://rmc.library.cornell.edu

 INJに戻ったら、アメリカで得られた情報をぜひ皆さんと共有したいと思います。本年もよろしくお願いいたします。


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